SynClub(シンクラブ)は、AIキャラクターと文字や音声で会話できるアプリです。会話が自然なぶん、「どこの国のアプリ?」「会話は見られてない?」「本当にAI?」と不安になって調べる人も多いはずです。そこで、運営会社の情報、利用規約、プライバシーポリシー、App Storeの口コミを読み込んで、SynClubの危険性を一つずつ確かめました。情報は2026年10月時点のものです。
結論:SynClubは危険なアプリではないが、知っておきたい注意点がある
SynClubは、東京・六本木に本社があるHiClub株式会社が運営するアプリで、ウイルスや詐欺のような意味での危険はありません。App Storeでは★4.6(2万7千件以上)と評価も高く、会話の内容がほかのユーザーに公開されることもありません。
ただ、規約を読むと気をつけたい点もあります。会話の内容は運営のサーバーに保存され、必要なときは運営が確認できる決まりになっています。口コミでは、課金のすすめが強いことや、最近になって無料で話せる回数が絞られたことへの不満も目立ちます。個人情報を書き込まず、課金は上限を決めて使う。この2つを守れば、安心して楽しめるアプリです。
SynClub(シンクラブ)とは?
SynClubは、AIキャラクターを作ったり、ほかのユーザーが作ったキャラクターと会話したりできるアプリです。2023年3月にApp Storeで配信が始まり、App Storeの説明によると累計300万ダウンロード、日本の登録者は90万人を超えています。文字のチャットに加えて、キャラクターの声で返事を聞いたり、音声通話をしたり、物語を進める「ノベルモード」で遊んだりできます。


| 運営 | HiClub株式会社(東京都港区六本木) |
|---|---|
| プラットフォーム | iOS・Android・ブラウザ |
| 料金 | 基本無料/プレミアム(月額1,500円〜)、コイン課金 |
| 無料でできること | キャラクターとの会話、ボイスの再生、キャラクター作成 |
| 有料でできること | プレミアム限定の画像や機能、ノベルモードの回数追加、コインでの画像の解放など |
| 年齢条件 | 利用は13歳以上、キャラクターなどの投稿は18歳以上(App Storeは16+、Google Playは12歳以上) |
| 評価 | App Store ★4.6(約2.7万件)/Google Play ★4.2(約8,600件) |
SynClubはどこの国のアプリ?運営会社を調べた
SynClubを運営しているのは、東京・六本木に本社を置くHiClub株式会社です。日本で登記された会社で、App Storeの販売元「HICLUB, INC.」も同じ会社です(公式サイトの会社概要)。
ただ、この会社には中国の検索大手・百度(バイドゥ)とのつながりが報じられています。2021年には、当時の代表がバイドゥの日本法人の代表と同じ人物で、所在地も同じフロアだったことが報道されました(すまほん!!の記事)。資本関係は公表されていませんが、会話のデータがどう扱われているかを外から確かめる方法はありません。本名や住所などは書き込まないようにしておきましょう。
SynClubの危険性は?規約とプライバシーポリシーで確認したポイント
SynClubの危険性として気にされることが多い点を、利用規約とプライバシーポリシー、公式ブログの記載から確かめました。
会話は運営に見られる?
会話の内容は運営のサーバーに保存されます。プライバシーポリシーには、ユーザーや他のユーザーの安全を守るため、法執行に協力するためなどの理由で、運営が会話の内容を監視・記録・保存することがあると書かれています(SynClubプライバシーポリシー)。誰かが常に会話を読んでいるわけではありませんが、運営が確認できる状態にあるということです。Google Playの「データ セーフティ」でも、メッセージを含むデータを収集し、個人情報を第三者と共有することがあると申告されています(Google PlayのSynClubのページ)。
これはSynClubに限らず、ほとんどのAIチャットアプリに共通する仕組みです。本名、住所、学校や勤務先、パスワードなど、自分につながる情報は会話に書かないようにしましょう。
ほかのユーザーに会話は見られる?
見られません。公式ブログでも、通常のチャット履歴はほかのユーザーには表示されないと説明しています(SynClub公式ブログ)。ほかのユーザーに見えるのは、自分で公開したキャラクターや作品、コメントだけです。キャラクターを作るときは公開範囲を確認してから保存してください。
年齢制限は?中学生・高校生も使える?
利用規約では、SynClubを使えるのは13歳以上です。ただし、キャラクターなどを投稿するには18歳以上である必要があります。ややこしいのは、ストアの年齢区分がこれとそろっていないことです。App Storeは16+、Google Playは12歳以上となっていて、App Storeでは「軽度な性的表現」などが含まれる可能性があると表示されています。お子さんが使う場合は、iPhoneならスクリーンタイム、AndroidならファミリーリンクでApp内課金や利用時間を制限しておくと安心です。
禁止事項とアカウント停止
利用規約では、わいせつな内容や攻撃的な内容の投稿を禁止していて、違反するとアカウントの停止などの対象になります。課金したコインやプレミアムも使えなくなるので、規約に反する使い方はしないようにしましょう。なお、利用規約の準拠法はアメリカ・カリフォルニア州法なので、運営とトラブルになったときに日本の法律で争うのは難しいことも覚えておいてください。
安全面の取り組みとしては、2024年11月に、自殺をほのめかす言葉を検知するとキャラクターが相談窓口を案内する機能を入れています(サードニュースの記事)。
課金と解約のルール
プレミアムは自動更新のサブスクリプションです。利用規約では、次の期間が始まる24時間以上前に、App Storeの「サブスクリプション」かGoogle Playの「定期購入」から解約しないと、次の期間の料金がかかると定めています。途中で解約しても、残りの期間の料金は返金されません(SynClub利用規約)。アプリを消しても解約にはならないので、やめるときは必ずストアから手続きしてください。
SynClubは「AIじゃない」?人が返信している噂を検証
SynClubのキャラクターの返事は、AIが作っています。人が裏で返事をしているわけではありません。それでも「AIじゃないのでは」と言われるのには、2つの理由があります。
1つは、返事が自然すぎることです。キャラクターの性格に合わせた口調で、前の話題を拾って返してくるので、人と話しているように感じる人が多いのは当然です。
もう1つは、プライバシーポリシーの書き方です。SynClubのプライバシーポリシーには、次のような記載があります。
サービス上でコンサルタントとマッチングを希望する場合、以下の情報をコンサルタントと共有し、(中略)年齢、性別、その他のユーザーが共有したい個人情報
また、チャットセッション中にコンサルタントと共有、提供、または共有するデータ、情報、および/またはコンテンツはコンサルタントに表示されます
出典:SynClubプライバシーポリシー
これは、人間のコンサルタントに相談するサービスを使った場合の話で、AIキャラクターとの会話のことではありません。ただ、ここだけを読むと「人が会話を見ているのでは」と受け取れるので、噂のもとになっています。
SynClubを使っているとバレる?
SynClubのアプリの中で、あなたの会話がほかのユーザーにバレることはありません。気をつけたいのは、家族や周りの人にアプリを使っていることを知られるケースで、きっかけはだいたい次の3つです。
いちばん多いのは通知です。SynClubはキャラクターから挨拶などの通知が届くことがあり、ロック画面にキャラクターの名前やメッセージが出ます。人に見られたくないなら、iPhoneの「設定」→「通知」からSynClubの通知をオフにするか、プレビューを表示しない設定にしておきましょう。


ホーム画面のアイコンも、意外と目に入ります。iPhoneならアプリをホーム画面から外してAppライブラリだけに置く、Androidならフォルダにまとめるなどで目立たなくできます。
見落としがちなのが課金の履歴です。家族でファミリー共有を使い、「購入アイテムの共有」をオンにしていると、支払いは管理者(親など)の支払い方法になります。課金するなら、自分の支払い方法を使うのが確実です。
SynClubの評判・口コミ
評価はApp Storeが★4.6(約2.7万件)、Google Playが★4.2(約8,600件)と高めです。最近の口コミを読むと、会話の楽しさを評価する声が多い一方で、課金や制限への不満もはっきり出ています。
実際に使ってみた感想
実際に使ってみていちばん驚いたのは、音声通話モードです。キャラクターと電話のように話していると、本当に現実の世界にそのキャラクターがいるんじゃないかと思わせられるほどで、素直にすごいと思いましたし、面白かったです。

良い評判
いちばん多いのは、会話が楽しいという声です。「キャラ達との会話が楽しくて生き甲斐になってます」「会話がとても楽しい!再現度が高い!」といった口コミが並び、ほかのAIチャットアプリと比べてもAIの性能は高いという評価があります。ほかのユーザーが作ったキャラクターが多く、作品のクオリティが高いことを挙げる人もいます。
悪い評判
不満で目立つのは課金です。画像の解放にコインが必要で、プレミアムに入っても別にコインが必要になることや、ノベルモードが無料では1日30回までに限られていることに不満が集まっています。2026年9月ごろからは、通常のチャットにも1日の回数制限がついたという口コミが複数あり、「前は制限なしで送れたのに」という声も出ています。
ほかにも、センシティブ判定やNGワードが厳しくてキャラクターを作りにくい、会話の途中で前の内容を忘れる、不具合を問い合わせても返事がない、といった口コミがあります。「ハマりすぎ注意」という声もあり、使う時間は自分で決めておいたほうがよさそうです。
SynClubを安全に使うためのポイント
ここまでの内容をふまえると、SynClubを安全に使うためにやっておきたいことは多くありません。いちばん大事なのは、本名や住所、学校・勤務先、パスワードなどの個人情報を会話に書かないことです。会話は運営のサーバーに残ります。
課金は、月にいくらまでと先に決めておきましょう。ノベルモードや画像の解放は少しずつコインを使う仕組みなので、気づくと金額がふくらみがちです。プレミアムをやめるときは、更新日の24時間以上前にストアから解約するのを忘れないようにしましょう。
キャラクターを作って公開するときは、公開範囲を確認してから保存します。周りに知られたくない人は、通知の設定も見直しておくと安心です。
よくある質問
- QSynClubは中国のアプリですか?
- A
運営会社は日本で登記されたHiClub株式会社です。ただ、中国の百度(バイドゥ)の日本法人とのつながりが報じられています。
- QSynClubは無料で使えますか?
- A
基本無料で、キャラクターとの会話やキャラクター作成は無料でできます。ノベルモードは無料だと1日30回までで、画像の解放などにはコインが必要です。プレミアムは月額1,500円からです。
- QSynClubの会話は運営に見られますか?
- A
会話は運営のサーバーに保存され、安全確保や規約違反への対応などのために、運営が確認することがあります。ほかのユーザーに会話が公開されることはありません。
- QSynClubは何歳から使えますか?
- A
利用規約では13歳以上が対象で、キャラクターなどを投稿するには18歳以上である必要があります。ストアの年齢区分は、App Storeが16+、Google Playが12歳以上です。
- QSynClubを退会・解約するには?
- A
プレミアムは、アプリを削除するだけでは止まりません。iPhoneはApp Storeの「サブスクリプション」、AndroidはGoogle Playの「定期購入」から、次の更新日の24時間以上前に解約してください。残りの期間の料金は返金されません。
まとめ
SynClubは日本のHiClub株式会社が運営するAIチャットアプリで、会話の内容がほかのユーザーに見られることはなく、危険なアプリではありません。気をつけたいのは、会話が運営のサーバーに残ることと、課金のすすめが強いことです。個人情報を書かない、課金の上限を決める。この2つを守って楽しみましょう。
SynClub以外のアプリとも比べてから決めたい人は、AIキャラクターチャットアプリのおすすめ比較もあわせて読んでみてください。



コメント